
私は現在、在宅でweb制作の仕事をしていますが、1年ほど前までは、完全に未経験でした。
在宅で出来る仕事ないかな~?
と長年考えていて、在宅ワークの仕事を探していましたが、webデザイナーについては、
今からは、さすがに無理でしょ…
と諦めていました。
ですが、無理ではありませんでした!
その経験を踏まえ、この記事では、
- webデザイナーってどんな仕事なの?
- 未経験でも本当に稼げるの?
- 効率的な学習方法が知りたい
というお悩みについて、同じく未経験からweb制作の勉強を開始し、在宅ワークで働けるようになった私が、できるだけ分かりやすく解説します。
webデザイナーの仕事内容
そもそもwebデザイナーってどんな仕事なのかよく分かりませんよね。
未経験だった頃の私も、正直全然ピンときておらず、
なんか、デザインする人でしょ?(当たり前)
ぐらいの認識でした。
在宅で仕事ができるって聞くから、やってみようと思っているだけだから…
と、そこまで調べもしなかったため、
これは何のためにやってることなの?
と混乱することが多く、学習の妨げになっていました。
ですので、まずは全てを仕事として受注するつもりが無くても、webサイト制作の全体像を大まかにでも理解しておくことをオススメします。
webサイト制作の全体の流れ
webサイト制作の大まかな流れは下記のようになっています。
- 企画(要件定義)
- サイト設計
- ワイヤーフレーム制作
- デザインの制作
- コーディング
- 公開
- 保守管理・分析改善
1つずつ簡潔に説明していきます。
1.企画(要件定義)
・クライアントの要望や問題点をヒアリングし、サイトの目的やターゲットなるユーザーを想定する。
・クライアントとの認識に違いがないか確認するために重要な工程。
2.サイト設計
・掲載するコンテンツを整理・分類して全体の骨格を把握する。
・主に下記のような「サイトマップ」を制作することで、クライアントとの認識を擦り合わせる。

3.ワイヤーフレーム制作
・サイトマップを元に、画面のレイアウトを決めていく設計図面。
・色や装飾などはせず、情報の優先度や流れなど決め、下記のような「ワイヤーフレーム」を制作する。

4.デザインの制作
・ワイヤーフレームを元に、サイトのデザインを制作する。
・下記のような「デザインカンプ」を制作することで、サイトイメージを共有する。

5.コーディング
・デザインカンプ通りのデザインをweb上に表示させる工程。
・主に、HTMLやCSSといったマークアップ言語で構成される。
6.公開
・デザイン通りの表示になっているか確認を重ね、ようやく公開。
7.保守管理・分析改善
・サイト公開後の保守管理や分析改善のサポートをする。
webデザイナーの担当領域
web制作の全体像を大まかにでも把握していると、自分の仕事が、ここに繋がっていたのか!という発見になり、業務がしやすくなります。
さて、全体像の中でwebデザイナーとして担当できる領域は下記になります。
- 企画(要件定義)
- サイト設計
- ワイヤーフレーム制作
- デザインの制作
えっ、多くない!?
企画とかやったことないんだけど…
と思われたことと思います。
でも、安心してください。
あくまでも担当できる範囲であって、全てをやらなければいけないということではありません。
私が受注した案件でも「2.サイト設計」まで企業の方で制作が完了していることが多かったです。
ただ、サイト設計が制作できているからと言って、ヒアリングを疎かにせず、クライアントの要望や目的などを擦り合わせながら、進めていくことを忘れてはいけません。
ロゴ制作・バナー制作
今までは、ホームページ制作におけるwebデザイナーの仕事についてでしたが、もちろん他にも受注できる案件は多くあります。
それが、下記のような案件です。
- ロゴ制作
- バナー制作
- 商品画像などの画像加工
サイト制作のデザイン同様、クライアントの要望や目的を、きちんとヒヤリングして制作していきます。
webデザイナーは稼げるのか?
一番の問題はココですよね。
正直に言って、webデザイナーは飽和状態です。
そのため、
webデザイナーは稼げない
webデザイナーはオワコンだ
と言われることが多いです。
確かに、webデザイナーになりたいと思っている方は多いと思いますし、これからも増えていくと思います。
そのため、他のwebデザイナーには無い付加価値を付けることが、なによりも大切だと感じます。
熱意と姿勢で付加価値を付ける
付加価値って言われても…
と思いますよね。
簡単なところでいうと、
- 返信が誰よりも早い
- 誰よりも親切に対応する
これだけでも、充分に付加価値になります。
自分よりスキルのあるデザイナーはたくさんいて、争っても勝ち目はありません。
数多くの企業と仕事をするよりも、最初に出会った企業と長く付き合っていくことが大切です。
そのためクライアントとの相性は重要です。
最初は焦らず、自分に合ったクライアントを探し、ゆっくりと信頼関係を築いていけば、仕事がなくなることはありません。
スキルで付加価値を付ける
webサイト制作の全体の流れで解説した通り、webデザイナーの担当領域は「4.デザインの制作」で完了となります。
- 企画(要件定義)
- サイト設計
- ワイヤーフレーム制作
- デザインの制作
- コーディング
- 公開
- 保守管理・分析改善
しかし、それ以降も担当できるとなると、どうでしょうか?
クライアント側からすると、まとめて頼めるのなら、それに越したことは無いと感じると思います。
では、どのようなスキルが必要なのか解説します。
+コーディング
コーディングのスキルを身に付ければ「5.コーディング」を担当することができるため、デザイン+コーディング案件を受注することができるようになります。
つまり、web制作をほぼ丸っと任せてもらえる人材になることができます。
私は現在、簡単なサイトではありますが、この「デザイン+コーディング」範囲の仕事をしています。
大規模なサイトになれば、1案件で30~50万にもなるため、webデザインを勉強するのであれば、一緒にコーディングについても学ぶのがオススメです。
ちなみに私は、プログラミングスクールで学びましたが、webデザインとコーディング両方を学ぶことができるテックアカデミーの【セット割】web制作+WordPressを受講しました。
それぞれで受講するよりも、かなりお得だったので、思い切ってセットを選びました。
+マーケティング
「7.保守管理・分析改善」の仕事を受注するには、マーケティングスキルが必要です。
サイトの点検保守から、より効果的なサイト運用を行うための分析や改善をします。
そのため、サイトを作って終わりではなく、その後の運用まで任せてもらえる人材になることができます。
マーケティングを学ぶには、自分でブログを開設したり、SNS運用を行うことで知識をつけるか、マーケティング会社に就職するのが一番の近道だと思います。
転職はちょっと…
という方には、上記で紹介したテックアカデミーにもWebマーケティングコースがありますので、ぜひ検討してみてください。
webデザインの学習方法
上記でも散々、触れていますが、学習方法は2通りです。
- 独学で学ぶ
- プログラミングスクールを受講する
どちらが良い・悪いはありません。
自分に合った方で学びましょう。
独学で学ぶ
webデザインの学習にオススメの書籍を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
1冊ですべて身につくHTML&CSSとWebデザイン入門講座
迷ったら、まずはこれ!
webデザインのみならず、HTML&CSSなど、web制作の流れを1冊で学ぶことができます。
ノンデザイナーズ・デザインブック
デザインの基本原則が学べる!
タイトル通り、デザイナーではない人のためのデザインの入門書です。
プログラミングスクールを受講する
いきなりプログラミングスクールを受講するのはオススメしません。
まずは、テックアカデミーの無料体験で実際にプログラミングを体験して、自分に向いているのかを確認してからでも遅くはありません。
プログラミングって楽しい!!
と思えたなら、独学でもプログラミングスクールでも、好きな方で早速学習を始めてみましょう!
さいごに
本当に未経験の主婦でもwebデザイナーとして稼げるの?
という質問の答えをまとめると、下記の通りです。
- webデザイナーは飽和状態のため、他と差をつけることで稼ぐことができる
- 熱意や姿勢で付加価値をつける
- スキルで付加価値をつける
web関連の仕事は、今後も増えていくことと思います。
それに伴って、自分の付加価値を高めていくことが、webデザイナーとして稼ぐためには必須です。
必要とされる存在になるって正直とても大変ですが、嬉しいことですよね。
今からでも大丈夫です。
まずは、始めてみましょう!