
体調が悪いわけではないのに、何もしたくないなぁ…という時は、誰にでもあると思います。
私の場合は、大切な人達のために、なんの力にもなってあげられない自分の無力さを感じた時。
単純なミスをしてしまったり、努力が報われず、自分に自信がなくなってしまった時。
に起こることが多い気がします。
気が付くと、その事ばかりを考えて溜息を繰り返し、全ての事に対して、やる気をなくしてしまいます。
そんな時にふと、日差しを浴びてみようと外に出てみたら、自然と気分が上がっていくのを感じました。
以来、太陽が出ていない日を残念に思うくらい日向ぼっこが好きになりました。
日向ぼっこの由来
「ぼっこ」って可愛い響きですよね。
言葉だけで、すでに癒されます。
由来は諸説ありますが、
・日向ほこり(ほっこり、誇りなどいくつかの解釈がある)
・日向ごっこ(子供をごっこと呼んでいた)
などの言葉が転音して「ぼっこ」になったとされる説があります。
いずれにしても、暖かくて穏やかな響きは昔から変わりませんね。
そんな日向ぼっこの魅力を紹介します。
無理をしなくても良い
何もしたくない時に、無理に掃除や運動をすることで気持ちが晴れることもあります。
でも、それすら出来ないくらい全く身体が動かない時ってありますよね。
そんな時こそ、日向ぼっこがオススメです。
太陽光を浴びるだけで良いので、無理をする必要がありません。
わが家はベランダに椅子を置いているので、ただ座るだけなのですが、徐々に気分が良くなり、不思議と身体が軽くなったように感じます。
心と身体を健康にする
なぜ日向ぼっこをすると元気になるのでしょうか。
それは太陽光を浴びることで、幸せホルモンとも呼ばれる「セロトニン」が分泌されるからです。
セロトニンとは、脳内で働く神経伝達物質のひとつで、感情や気分のコントロール、精神の安定に深く関わっています。 セロトニンが不足すると脳の機能の低下が見られたり、心のバランスを保つことが難しくなります。 セロトニン不足は、ストレス障害やうつ、睡眠障害などの原因になりうることも知られています。
日本クリニック株式会社 引用
過去に私が、低血圧症だと診断を受けた際も、朝日を浴びることで体内時計を正常に戻し、自律神経を整える働きがあると医師から教わり、実際に試して不調が改善された経験があります。
他にも、太陽光を浴びることでビタミンDを生成し、免疫力を高め、病気の予防や疲労回復、美肌などの効果もあり、心だけでなく、身体も健康にしてくれます。
ただ、日焼け止めを塗ってしまうと、紫外線を遮断してしまうため、ビタミンDが生成されなくなってしまうので、注意が必要です。
1人の時間が作れる
気が滅入っている時は、1人の時間が欲しくなりますよね。
でも、部屋に閉じこもってしまっては、余計に気分が塞いでしまいます。
そんな時は、日向ぼっこをしながら、好きな飲み物を飲むのがオススメです。
ちょっと贅沢な1人の時間になります。
自然と心が落ち着いてくるので、自分の感情を冷静に見ることが出来ます。
私の場合は大抵、「考えすぎかもしれない、もっと気楽でいよう…」となることが多いです。
さいごに
良いこと尽くめの日向ぼっこですが、紫外線に長時間当たりすぎると、皮膚がんなどのリスクが高まるため、1日15分程度が良いようです。
「なんだか何もしたくないなぁ…」と思った時は、ぜひ日向ぼっこを試してみてください。
心と身体をケアして、いつもの元気を取り戻しましょう。