先日、夫の念願だった鉄フライパン(鉄打出片手中華鍋)を購入しました。
重いし、お手入れが大変そうだなぁ…と思っている私とは違い、キラキラと目を輝かせる夫。
一生使い続けられるフライパンにするためには、なにより使い始めのお手入れが大切ですので、早速、夫にやってもらうことにしました。
フライパンを洗う
水で流すだけでも大丈夫です。
埃とか、なんとなく気になったので洗ってもらいました。
空焼きする
なにより大事な工程です。
お店で売られている鉄フライパンは、サビないように、サビ止め加工されています。
空焼きをすることで、サビ止めを落とすことができるのですが、これがかなり大変な作業です。
ガスコンロを強火にして、フライパン全体に火を当てていくのですが、安全装置が作動して火が小さくなり、全然焼けません。
カセットコンロでやると効率が良いようなのですが、我が家には無いので、地道に角度を変えながら焼いていきました。
煙が出るため、換気必須です。
【空焼き前】
【空焼き後】
空焼き前の写真と比べていただくと、白くなったことが分かると思います。
こういう状態になれば大丈夫です。
ちなみに、こうなるまで1時間15分かかり、夫の表情から笑顔が消えました。
持ち手の手前側が、まだ少し焼けていないですが、あえなく断念。
でも、私としては十分だと思います。
再度、フライパンを洗う
フライパンが冷め切ったのを確認してから、洗剤で軽く洗います。
熱いまま水をかけると、変形の恐れがあるので注意です。
その後は、キッチンペーパーなどで水気を取ります。
油ならしをする
ここまできたら、だいぶ楽です。
夫にも、笑顔が戻ってきました。
中火で温めながら、少し多めの油を入れて、フライパン全体に行き渡らせます。
写真には写ってないのですが、お玉で混ぜるとやりやすいです。
なじんだら、油をポットに戻します。
野菜くずを炒める
必ずやらなければいけない工程ではないようですが、くずを炒めた方が、油なじみが良いようなので、オススメです。
炒めた野菜は捨てましょう。
上部に写っているのが、鉄フライパンと一緒に購入した、お玉です。
油を塗る
野菜を炒め終わったら、フライパンを洗います。
また洗うのか…と洗剤に手を伸ばしてしまわないように注意!!
せっかくなじませた油が取れてしまいます。
たわしで軽く水洗いし、今後も洗剤は一切使わないようにします。
キッチンペーパーで水気をしっかり拭き取り、ついに最後の仕上げ作業に入ります。
油を少し回し入れ、キッチンペーパーでフライパンの表面と裏側も塗ります。
これで、使い始めのお手入れ方法は終わりです。
お疲れ様でした。
日常のお手入れ方法
フライパンを使った後は、すぐに水洗いし、空焼きします。
この時の空焼きは、水気を飛ばすためのものなので、もちろん1時間15分やる必要はありません。
しっかりと水分を蒸発させることで、サビにくくなります。
その後は、キッチンペーパーを使って、フライパン全体に油を塗ったら終了です。
さいごに
手間はかかりますが、しっかりとお手入れすることで、サビに強くて焦げにくいフライパンになります。
これからも、こまめなお手入れを欠かさず、一生使っていきたいと思います。