私はキャンプが苦手です。
準備や片付けが大変そうですし、全体的に清潔じゃなさそうなイメージ。
虫がうじゃうじゃ居そうで、なにより、テントで眠れる気がしない。
キャンプ好きの夫から「いつか一緒に行きたいね」と言われていたのですが、ずっと、お茶を濁していました。
行く気がないんだなと思われたのでしょう、次第に誘われなくなった頃、私がキャンプに行きたくない本当の理由は、未知の世界を体験することに抵抗があるからではないかと思いました。
それならと、自分の殻を壊す意味もこめて、人生で初めてのキャンプに出掛けることにしました。
キャンプを避けていた私が、行って良かったと感じたキャンプの魅力をまとめてみました。
日常に感謝できる
冬キャンプだったので、服を5枚着て、さらにカイロを貼って臨みましたが、それでも寒かったです。
焚き火に、ぴったりと近づかないと耐えれないくらいでした。
17時頃には、辺りは真っ暗闇で、懐中電灯の微かな光がなければ、何を食べているのかさえ分からない状態に。
洗い物や歯磨き、洗顔を冷たすぎる水で素早く済ませ、20時前に就寝。
でも、全く眠れません。
風や枝の折れる音が気になって、どんどん目が冴えてきてしまいます。
次第に、猫の鳴き声が響き始め、恐怖に襲われながら、朝を迎えました。
普段、当たり前のように過ごしている毎日が、どれだけ便利であったかを、心から実感しました。
キャンプは不便を楽しむものだと言われたりしますが、想像以上に不便でした。
さすがに楽しむことは出来ませんでしたが、良い経験になりました。
外で食べるご飯は格別
開放感のある場所での食事は、とっても気持ちが良いです。
特に、極寒で食べる鍋の美味しさに大感動。
全身に沁み渡り、一瞬で芯から温まりました。
いつもと違う環境に身を置くことで、五感が刺激されるからなのか、普段の料理でも、何倍も美味しく感じられます。
家では、なかなか作れない、炭火焼き鳥や燻製などを、じっくり時間をかけて作るのもオススメです。
ただ、気をつけてください。
朝ご飯用にと残しておいた食べ物を、テント外で保管していたら、猫に食べられました。
これが、外でご飯を食べるということです(違
燻製の作り方はこちらから
何もしないという贅沢
キャンプでは、特にすることはありません。
テントを建てて、焚き火をし、ご飯を作る。
いつもと同じ1日だとは思えなくらい、ゆっくりと時間が流れているように感じます。
お昼からビールを飲んだり、お昼寝したり、完全なる自由です。
普段は忙しくて話せないことについて、じっくり話すこともできます。
焚き火の前にいると、いつも以上に会話が弾みます。
心が癒される
普段なかなか味わえない大自然は、やっぱり素敵です。
心地の良い風と澄み渡る空気。
自然の魅力を身近に感じられ、非日常空間を体験することができます。
時間に追われる生活をしているうちに、いつの間にか疲れきっていた心が、どんどん癒されていくのが分かります。
さいごに
正直、準備はかなり面倒です。
清潔でもないです。
冬キャンプなら虫はいませんが、極寒です。
夜も、風の音とか、猫の鳴き声とかが、気になって眠れません。
それでも、また行きたいと思いました。
1度も行ったことないけど、迷われてる方、悩めば悩むほど行きたくなくなります。
ぜひ、思い切って体験してみてください。
もし、やっぱり苦手だったと感じたとしても、とても良い思い出になりますよ。
夫:次は、2泊3日で行こう!
私:・・・・。