20代後半まで、誰ともお付き合いをした事がなかった私は、焦りを通り越して、諦めの境地に入っていました。
そんな時、友人から1冊の本を薦められました。
佳川奈未さんの『「運命の人」は探すのをやめると現れる』です。
元々、本を読むのが得意ではなかったのですが、珍しく読んでみようという気持ちになりました。
何かが変わるかもしれないと期待していたのだと思います。
親しみのある優しい表現と、文章から溢れ出る幸福感に包まれ、読み終わった頃には、とても前向きになれたことを覚えています。
そうして、ワクワクしながら学んだ事を実践してみたら、2ヶ月後には恋人が出来ていました。
そうして、今では私の夫です。
私の体験を踏まえて、運命の人に出会えた方法を、お伝えします。
リストを作る
自分が理想とする人の特徴を、思うがままに紙に書きます。
ネガティブな表現は避け、出来るだけ多く書くのが良いと思います。
当時、何を書けば良いか全く思いつかなかった私は、書籍に見本として記載されていたものを、まるまる手書きで書き写しました。
それはまさに、理想としか思えないようなリストで、本当にこんな人が存在するの?と思える内容でした。
理想の人に出会えた時の自分の気持ちを想像する
お付き合いの経験がなかった私は、学生の頃からカップルを見るのが、とても好きでした。
幸せで溢れていて、見ている私まで幸せになれるからです。
そして、ずっと憧れでもありました。
そんな状態でしたから、リストを書いているうちに、こんなに素晴らしい人と出会えたら、どんなに幸せなんだろう…と感激したことを覚えています。
恋人が出来たら一緒に行きたい場所が数え切れないほどあったので、このリストの人と行けたらと想像するだけで幸せな気持ちになりました。
書き終えた頃には、すでに出会えたと思えるほど心が満たされていたのです。
執着を手放す
私は元々、無理だと諦めていたので、執着していないのだと思っていたのですが、卑屈になっていただけで、むしろ強く執着していたのだと気付きました。
でも、リストを書いたことで心が満たされた私は、なぜか出会うことが決まっているかのように思えたのです。
その日を楽しみに待ちながら、特に焦ることも慌てることもなく、リラックスして過ごしていました。
そんなある日、ほとんど会話をしたことのない会社の同僚が、友人を介して食事に誘ってくれたのです。
チャンスを掴みに行く
せっかく食事に誘ってくれたのですが、その日は外せない用事があり、友人を介して、お断りをしました。
でも、どうやら行くのが嫌で断ったと思われたようで、次のお誘いがくることはありませんでした。
普段の私なら、ここで何も行動を起こしません。
むしろ、よく知らない人と飲みに行くのは、気を遣って疲れるから、これで良かった。とでも思っていたことでしょう。
しかし、なぜかこの時だけは違いました。
今、動かなければいけないという強い衝動にかられ、友人を飛び越え、本人に直接「いつ飲みに行けますか?」と聞いたのです。
今、思い返しても、自分の行動に驚きます。
さいごに
こうして私は、運命の人と出会うことが出来ました。
この記事を書くにあたり、改めてリストを読み返したら、まさに書いた通りの理想の人で驚きました。
人は、出会った人としか恋をすることが出来ません。
皆様に、素晴らしい出会いが訪れますように。
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