
もしかして嫌われているのでは?と感じる事ってありますよね。
ほんの少しでも、そういう気持ちが芽生えると、不安でいっぱいになって、なにかしなければと焦ってしまうと思います。
過去の私もそうでした。
全ての人と仲良くなりたい。
ずっとそう思って生きてきた私にとって、それはあってはならないことだったのです。
とにかく何か手を打たなければならない。
そう考え、結果的に大失敗してしまった行動をまとめました。
・嫌われているかもしれないと悩んでいる
・なにか行動を起こさなければと焦っている
そんな方に参考にして頂き、私のような失敗を未然に防ぐことが出来れば幸いです。
無理して話しかける
嫌われているのは、コミュニケーション不足だと考えた私は、頻繁に会話をすることで、お互いの先入観を解き、分かり合えるのではないかと思っていました。
そのため、本当になんでもないことで話しかけるようにしていました。
冷静に考えれば、好きでもない人から、どうでもいい話をされるなんて苦痛でしかないと思うのですが、その時の私はとにかく焦っていました。
どうにかして仲良くなりたいと必死だったのです。
そしてきっと、その必死さを隠しきれていなかったのだと思います。
私は平静を装っていたつもりでしたが、話しかける前の緊張感や、どう返そうかと考えている焦燥感など全て、伝わってしまっていたんだと思います。
なぜ、無理してまで話しかけてくるのかと、さらに不快な気持ちにさせてしまっていたのだと、今になってやっと気付けました。
原因は自分にあると決め付けて殻にこもる
自分の何がいけなかったんだろう…。
何か、気に障ることを言ったんだろうか…。
きっと私が悪いんだろうな…。
そうして自分を追い込んでしまうと、どんどん不安が大きくなっていって、もしかして全員に嫌われているのでは?などの被害妄想に取り付かれてしまいます。
そうなってしまった私は萎縮してしまい、言葉を発することが出来なくなってしましました。
私が発言することを誰も望んでいないと思い込み、会話に一切参加せず、まるで空気のように存在し続けました。
自分で自分を苦しめていることに、当時は気付くことが出来なかったのです。
直接、自分のことが嫌いか聞く
決定打です。
普通に考えて「私のこと嫌い?」と聞かれて、嫌いだと答える人は、ほとんどいません。
真実を知ることも出来ず、ただ相手を困らせるだけの何も得ることのない行動です。
結局、私は自分のことで、いっぱいいっぱいで、相手の気持ちを考える余裕がなかったのです。
自分とは気が合わないと感じたら、単に距離を置けば良いことで、無理に相手を巻き込むことではなかったのだと、今になってやっと分かりました。
さいごに
全ての人と仲良くなりたいという考えこそが、なにより自分自身を苦しめていたのだと、この経験を通して知ることができ、自分を成長させるために必要なことだったのではないかと思っています。
自分を嫌っている人にばかり目がいき、自分のことを好きだと言ってくれる人達の存在を忘れていたことに気付き、本当に大切にするべきものを見つけることができました。
今、自分のことを嫌っているかもしれないと感じている相手は、自分にとって本当に仲良くなりたい存在でしょうか?